かっこよさに憧れて
「かっこいい」ことが、私には必要だった。
「かっこよくありたい」といつも思っていた。
でも、「かっこよさ」とはいったいどんなものなのか?
どんなスタイルなのか?
細身の黒いパンツにTシャツとマーチンだけで様になる人
そんなスタイルに憧れたり。
ちょっと、変わった印象の洋服をサラッと着こなせたり。
私にとっての、見た目のかっこよさは
「細さ」だったんだよなぁ。
シュッとしたスタイルの人が羨ましくてしかたかなったんだけど
だからって、チョコレートやケーキを食べるのを止めるかっていったら
そんなこともなくて・・・
甘いもの食べていても、スタイルのいい人でありたかったんです。
とまぁ、見た目のかっこよさはなんとなくわかっていたんだけど
いかんせん私は、下半身がっしりい体型だし
顔も、ホワンとしている。ふわっとしている。
なので、シュッとかっこいいというスタイルは
たぶん、ちょっとちぐはぐになってしまうんだろ。
それでも、ROCKが好きな私は、ちょっととがっているべきだ!
ちょっと変わっているべきだ!
じゃないとかっこ悪い!!!
という、こだわりというか、変な使命感を持っていて
それなりに似合うけど、なんかちょっと違うな~
というスタイルをしてきていたように思う。
先日、髪を切ったら
今までとは違うけど、いい感じだと言われた。
ちょっと丸みがあって、柔らかい印象のヘアスタイルになったのだけど
自分では、なんだか違和感があった。
見慣れていないだけなのかとも思ったけど、
たぶん
私がずっと「かっこいい」ことに憧れて、こだわりをもって
その「かっこいい」に当てはまらないから、困惑しているのだ。
「かっこいい女性」になりたいと思いつつ
「かっこいい」とはいったいなんであるのかは、
私は、まだ名確に表現できない。
ただ、
細くても、細くなくても
とがっていても、丸くても
自分が、このスタイルが好きだし
このスタイルの自分が一番素敵だし
もっと素敵になれると思っている人は
かっこいいと思う。
かっこいいは、私にとっては永遠のテーマであってほしいと思う。
私が表現するもの、それは全てかっこいいことだ。
そんな風な生き方をしていきたいと思う
風呂上がりの夜だった。